FAQよくある質問
- 個人でも購入可能でしょうか?
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はい。可能です。
弊社顧客の9割以上は法人ですが、その他、個人経営のサイクルショップや工芸店、趣味で使用される個人様など多岐に渡ってご利用いただいております。
なお、個人様についてのお支払いは代引きか事前振込となります。
- 銀ろう用フラックスでも色々な種類があるが、選び方はどのようにすればよいか?
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フラックスは諸成分の配合量や組合せを調整することにより、特性の幅を出しています。
特性とは活性(酸化物の除去能力)の温度域や強弱、粘度(作業性)の強弱などが挙げられますが、こうした特性とろう付け条件(母材の種類・形状、ろう材の種類、加熱方法など)との関係により一般的には決められていきます。
しかし実際には色々試してみるのが一番です。弊社では少量サンプルでお出ししております。
- フラックスに使用期限はあるのか?
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化学成分が一部を除き無機化学成分であり、経年変化はないですが、1年以内での使用を推奨します。
- フラックスが固まってしまったが、どうすればよいか?
- ペースト状のフラックスが容器の中で全体が固まってしまった場合は、容器をお湯に漬けて全体を温めてください。
またフラックスの溶媒は水ですので、加水し良く撹拌して、作業に合った粘度に調整してください。
- ベーパーフラックスとはどのようなものか?
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メタノールにホウ酸メチルを溶解した液状のフラックスで、ベーパータンクに入れプロパンなどと接続します。
タンクの中のフラックスが気化し、プロパン等と混合されバーナーから排出します。炎が緑色になります。
黄銅ろう付けやりん銅ろう付けなどの補助フラックスとして多く使用されます。
- 保存していたベーパーの容器に白い粉のようなものが付着しているが何か?
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フラックス中のホウ酸化合物が気化して付着したもの(ホウ酸)で、品質等には問題ありません。
- フラックス残渣を洗浄した液の処理はどのようにすればよいか?
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銀ろう用フラックスでいうと化学成分中の「ホウ素・フッ素及びその化合物」が水質汚濁防止法の有害物質ですので、基本的には下記レベルになるまで水質処理が必要です。
【排出基準】・ホウ素・・・10㎎/ℓ(ppm) ・フッ素・・・8㎎/ℓ(ppm)
また、フラックス除去剤を用いた溶液でフラックス残渣除去をした場合、処理液は強酸性ですので、これを処分する場合は中和処理も必要です。
水素イオン濃度(pH)5.8~8.6に調整して放流します。
- 上記のホウ素、フッ素およびその化合物の含有の確認方法と水素イオン濃度(pH)の確認方法はどのようにすればよいか?
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ホウ素、フッ素についての簡単な確認方法として、市販されている㈱共立理化学研究所の「パックテスト」があります。(使用方法は製品の説明書を参照して下さい)
簡易分析ですが、濃度を確認できます。
水素イオン濃度(pH)についての簡単な確認方法として、市販されている「万能pH試験紙」があります。(pH1~11まで測定可能)
- 上記のホウ素、フッ素およびその化合物の処理方法と水素イオン濃度(pH)の処理方法はどのようにすればよいか?
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ホウ素やフッ素の処理方法としては、廃水量が少ない場合や濃度が低い場合は、水で希釈して基準値以下の濃度にした後、放流します。(希釈法)
濃度が高い場合や多量の廃水の場合は、処理設備での除去が必要になってきます。
水素イオン濃度(pH)の調整方法としては、アルカリ系の薬剤を使用して中和させます。
代表的なものとして、水酸化ナトリウムを使用します。(当社で「中和剤」として販売しております)
- ろう材に使用期限はあるのか?
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非鉄金属であり、基本的には使用期限はありません。
しかし外観は酸化などにより変色する場合はあります。
- 鉄と鉄のろう付けに使用するろう材はどれが良いか?
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ろう材としては銀ろう、銅ろう、黄銅ろうが使用されます。
大気ろう付けでは銀ろうや黄銅ろう、炉中ろう付けでは銅ろうや銀ろうが多く使われています。
なお、りん銅ろうは鉄とりんで化合物(りん化鉄)を生成し、脆くなるので使用は不適です。
- ステンレスとステンレスのろう付けに使用するろう材はどれがよいか?
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ろう材としては銀ろう、銅ろう、ニッケルろうが使用されます。
大気ろう付けでは銀ろう、炉中ろう付けでは銀ろう、銅ろう、ニッケルろうが多く使われています。
なお、鉄と同じ理由でりん銅ろうの使用は不適です。
- 銅と銅のろう付けに使用するろう材はどれがよいか?
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ろう材としてはりん銅ろう、銀ろう、りん青銅ろう、黄銅ろうが使用されます。
大気ろう付けではりん銅ろうや銀ろう、炉中ろう付けでは銀ろうやりん青銅ろうが多く使われています。
- 真鍮と真鍮のろう付けに使用するろう材はどれがよいか?
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ろう材としては銀ろうやりん銅ろうが使用されます。
大気ろう付けでは銀ろうやりん銅ろう、炉中ろう付けでは銀ろうが多く使われています。
- アルミとアルミのろう付けに使用するろう材はどれがよいか?
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ろう材としては母材と同質の合金である4000番系(Al-Si系)が使用されます。
同質系の為、母材とろう材の融点の差が小さく、ろう付けには熟練度や厳密な温度管理が必要となります。
また前述の融点やろう付け性の問題でろう付けが困難なアルミ合金もあります。
- アルミとアルミのろう付けで困難な材質とは何か?
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ろう材として使用されるA4045やA4047の融点は580~590℃なので、ろう付け温度としては590~620℃前後で行うことが前提となります。
ろう付けの定義である「母材より低い温度で溶けるろう材を使用し・・・」からすると4000番系より融点が低い2000番系や7000番系は不適となります。
またMgを1%以上含むアルミ合金も、ろう付け性が悪くなるので難しいと言えます。
- 超硬のろう付けに使用するろう材はどれがよいか?
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ろう材としては銀ろうや銅ろうが使用されます。
大気ろう付けでは銀ろうが多く使われます。金属とろう付けする場合は熱膨張係数の違いから割れの恐れがあるため、緩衝材として銅板を間に残すサンドウィッチ銀ろうなどもあります。
- ステンレス(鉄)と銅のろう付けに使用するろう材はどれがよいか?
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ろう材としては銀ろう、りん青銅ろうが使用されます。
大気ろう付けでは銀ろう、炉中ろう付けでは銀ろうやりん青銅ろうが多く使われています。
- ステンレス(鉄)と真鍮のろう付けに使用するろう材はどれがよいか?
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ろう材としては銀ろうが使用されます。
大気ろう付け、炉中ろう付けとも銀ろうが多く使われています。
- 材料の仕入先は国内メーカーですか?
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以前は当社の仕入先は国内メーカー様のみだったのですが、国内メーカー様の撤退した製品(粉末やペーストなど)を補填するため、
現在は広く海外メーカー様からも仕入れております。
- 海外メーカーはどこから仕入れているか?
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アメリカやスイス、フランス、ベルギーなどのEU諸国から主に仕入れております。
- 海外メーカー製は対応や品質的な心配はないか?
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現地では名の通った信頼あるメーカーばかりですし、正規代理店や日本法人を通して購入しており、心配はありません。
粉末やペースト、銀ろうフラックスコアードワイヤーや銀ろうコーティッドロッド(フラックスがコーティングされた手差し用棒)や
アルミ焼結ワイヤーなど、製品の独自性や柔軟性は海外メーカーのほうがあると感じています。
- 配達はしていますか?
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関東エリアや大口のお客様を中心として、自社便にてルート配達を行っています。その範囲内であれば配達可能です。
遠方のお客様は基本、宅急便での対応になります。
- 注文に関して、最低ロットはありますか?
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弊社が製品在庫や材料在庫を持っているものについては、特に設けていません。
例えば、材料の手持ちがあれば、リングなど50個や100個でも対応しますし、材料を少量欲しいというのでも小売りいたします。(割増料金にはなります)
ただ、在庫で持っていない鋼種やサイズになると、材料メーカー様に新規発注する必要があり、材料メーカー様の意向に左右されることになりますので、最低ロットが数キロから数十キロになる場合もあります。
- ろう付け以外の工程も対応可能ですか?
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ろう付けの受託加工は、「お客様から部品を支給していただき、その部品のろう付けを行う」というのが基本になります。
ただ、ろう付け加工を行っている会社は、金属加工屋さんやメッキ屋さんなどとつながりがある場合が多いので、比較的容易に入手できる材料や加工であれば対応できる場合もあります。